ワーママの悩みのタネといえば、夫との家事分担。
ケンカの原因の多くがこれです。
「気づいた方がやる」というなあなあの分担では、基本的には妻の方が早く「気づく」ことが多いので、妻側に負担が偏りがち。
こんな共働き夫婦は多いのではないでしょうか。
でも、あるとき、わたしは気づきました。
「自分がやりたくないことを相手に押し付け合うからケンカになる」のだということを。
家事って、結婚生活の根幹です。
結婚までは恋愛感情でできても、その後に待っているのは何十年にもわたる、365日途切れることのない共同生活なんですよね。
ここに不満を持っていることは、結婚生活にめちゃくちゃ壊滅的な影響を及ぼします。
浮気や生活費を入れないとかのような「離婚するほどの問題」ではない(と考えられがち)ですが、家事や育児の日々積み重なる不満は、確実に妻の心を冷やしますよね。
正直な話をしますね。
平日1度も子供風呂に入れずというか家事育児すべて妻まかせで21時まわっても帰ってこないような夫は単身赴任して欲しいです。帰ってこられてもこちらのペース乱されるだけなんで。仕事頑張ってるのにかわいそう?いやいや父親としての仕事できてないから。帰ってくる必要ないす。— nnnn (@chinatsumushi) May 23, 2019
国際比較調査グループ ISSP(International. Social Survey Programme)が2012 年に実施した調査「家庭と男女の役割」の結果から、世界31の国を比較したこちらのNHKレポートがよくまとまっています。
家庭生活の満足度は,家事の分担次第?~ ISSP 国際比較調査「家庭と男女の役割」から~
配偶者と一緒に生活している男女の「家事の分担」と「家庭生活の満足度」の関係性を見ると、
「家事分担の不公平感が少ない国ほど、家庭生活の満足度が高い」
のです!
つまり、夫婦ともに満足度の高い結婚生活を送るためには、家事分担に不満を残していてはダメということ。
この記事では、共働き夫婦がうまく家事分担をするためのコツをお伝えします。
- 家事分担のための正しいステップ
- 夫婦がお互いに満足度の高い家事分担を行うためのコツ
ぜひ最後までお読みくださいね。
Contents
共働きにおける家事分担の正しいステップとは?
まず、正しい「家事分担のステップ」を確認しましょう。
いまやっている家事を全て書き出し、夫婦間でどちらがやるかを決める
やりがちですが、これやっちゃダメです!
正しいステップはこちら。
- やるべき家事を減らす
- 夫婦以外の人・モノにやってもらうことを検討する
- 夫婦にしかできない家事を夫婦間でどちらがやるかを決める
①と②のステップを省いてしまうと、家事分担はうまくいきません。
また、①には少しコツが必要なので、そちらを詳しく説明しますね。
ステップ①やるべき家事を「減らす」
共働きにおける家事分担の正しいステップ、まず最初は、やるべき家事を減らすことです。
最近メディアなどでも言われてるのでご存知かもしれませんが、日本の家庭の家事レベルって、世界的に見てものすっっっごく高いのです。
家庭で一食に「何品も」「火の通った手料理」が出てくることが当たり前と考えられている国ってそれほどありません。外食が当たり前だったり、夕飯も朝ごはんはカットフルーツだけとか、世界で見たら一般的です。
また、わたしは、収納ブロガー時代に
「収納するモノが無くなれば、収納用品は要らなくなる」
という発想を得たのですが、家事も同じです。
「そもそもこの家事、本当にやらなきゃいけないんだっけ?」
をフラットな視点で見直してみると、意外とやらなくて済むことが見つかります。
例えば…。
- 「洗濯」が嫌い
↓ - 「洗濯」を細かくタスクわけ
①洗濯機をセットしてスイッチオンする
②洗い終わった洗濯物を仕分けする
③-1 乾燥機にかける
③-2 干す
④取り込んでたたむ 嫌い!
⑤タンスにしまう 嫌い!
↓ - ④と⑤をやらずに済む方法を考える
洗濯物を干すところまではそれほど苦ではなく、「洋服をたたむ」「タンスにしまう」という作業が大っ嫌い
ということがわかれば、ハンガーをたくさん買い揃え、洗濯→干し→クローゼットへの収納 をハンガーごと移動させるだけでようにしたり、下着や靴下などは「たたまずに放り込むだけの引き出し」をお風呂の脱衣場に設けたりすることで、④や⑤の負担をかなり軽減することができるのです。
2019年4月に発売された別冊ESSEに再録されています↓
何をするかよりも、何をやめるかが重要というのは、よく仕事でも言われることですが、家事も同じですね。
などなど、他にも色々なアイデアがあります。
とにかくやるべきことは、なんとなく「イヤだな〜」「面倒だな〜」と思う家事への解像度を上げて、「具体的にどのようなタスクがイヤ・面倒なのか」を考えてみることです。
そして、そのタスクを夫に押し付けるのではなく、タスク自体をなくす手段はないかを考えます。
この時点で、一応、夫の意見も聞いてみましょう。あなたが、こうすればこの家事なくせると思っても、夫はそのやり方を許容できないかもしれませんし、もっとラクになる良いアイデアを知っているかもしれません。
ステップ②夫婦以外のモノ・人に「やってもらう」
ステップ①で、考え方や仕組みを変えることで家事を断捨離し、「最低限やらなくてはいけない家事(タスク)」をあぶりだせました。
次に、ステップ②として、それらの家事を夫婦以外のモノや人にやってもらうことを検討しましょう。
夫婦以外のモノ・人として、具体的には、以下があげられますね。
- 家電やロボット家電(食洗機、全自動洗濯機、ルンバ…)
- 家事代行などの外部サービス
- 両親・義両親
- 子ども
家電やロボットにやってもらう
家電やロボット家電にやってもらうのが、長い目で見て一番コストもかからず、また精神的負担も軽いでしょう。
この方法は、稼働時間ややり方など、ある程度コントロール可能というメリットもあります。
購入時には多少お値段が張りますが、家電であればレンタルという手段もありますよ。
ちなみに、両親や子どもなど、家族にやってもらえばコストゼロでしょ、と安易に考えるのは危険です。人間関係は、一旦損なってしまうと、改修コストが一番高いからです。
引退した親に役割を持ってもらうことで、ハリのある生活を送ってもらうとか(それでも対価を渡した方がよいです)、子どもの生活能力を育てるためとか、目的を持って家事をお願いするのであればよいですが、単なる労働力として、対価なしでお願いするのは後々のトラブルの元なのでやめておきましょう。
家事代行などの外部サービスを活用する
家電や家電ロボットで行き届かないところは、人の手として家事代行サービスの活用を検討しましょう。
とにかくまず考えるべきは外部への委託です。あなたの時間と同じように、夫や子どもの時間も同様に家庭内のリソースだからです。多くの場合、そのリソースは家事で消耗するよりも、家族の時間に使ったり、収入を上げる方に使った方が有効です。
我が家の場合、トイレやお風呂場などの「水回りの掃除」に関しては、なくすこともできず、かつ、家電やロボットに任せることのできない家事タスクでした。
よって、水回りの掃除については家事代行サービスを利用することにしました。
家事代行サービスとは
家事代行は、日常の家事を代行してもらうというサービスです。
業者に大掛かりな機械を用いてやってもらう換気扇や窓ガラスなどの掃除とは異なります。
来てくれるのは掃除のプロではなく、言うなれば主婦のプロです。使う道具や洗剤もいつも自分が使うような一般的なものです。
自分の代わりに日常の家事をスポットで代行してくれるもう一人の自分、と考えるとよいでしょう。
家事代行サービスの詳しい説明はこちらに記載しています。
我が家が、3年以上定期利用しているのは【CaSy】(カジー)です。本当に、我が家では手放すことのできないものになっています。
ステップ③夫婦にしかできない家事を分担する
最後に、ステップ③です。
ステップ①でやるべき家事を減らし、ステップ②で夫婦以外のモノ・人にやってもらえないかを検討し、ここまで整理したのちに初めて、家にいる大人、つまり夫か妻かのどちらかがやらないといけない家事の分担を検討します。
くり返しますが、一足飛びに現状の家事の分担決めをするのではなく、ステップ①②を必ずやってからにしましょう。
ステップ③の分担決めでは、このようなツールを活用して、データをきちんと示すことが重要です。
家事分担アプリ Yieto(現在のところ、iOS 10.2以降に対応)
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