あなたの職場に「キレる人」はいますか?
最近は「パワハラ」という言葉が広く定着してきているため、乱暴な言葉で感情のままに怒る人というのは以前より少なくなってきたのではないでしょうか。
でも、その代わりに、一昔前とは違うキレ方をする人が増えてきましたよね。
例えば…
- 理路整然と人を責め立てる
- 正論を武器に、相手を追い詰める
- 一見丁寧な言葉で、ジリジリと相手の精神を削り取る
このようなケースでは、一見、キレている側が正しく見えるため、当人も周りも声を上げづらいです。また、キレているヒト自身も自分が正しいことをしていると思っているんですよね。
しかもこういう人って、普段はとても温厚で真面目、いわゆる「デキる」人で、人望も厚かったりします。
一方で、「相手にキレられやすい」という人が存在するのも確かです。人格に特に難があるわけでもない、むしろ、自分の怒りを表現しない「いい人」がこのポジションに陥りがちです。
この、キレやすい人とキレられやすい人が近くにいる職場では、事件が起こりやすくなります。
自分がキレる側の人にならないことはもとより、自分がキレられやすい人にならないということも、職場で快適に仕事をするうえでは非常に大事です。
最近読んだ本に、人がキレる脳のメカニズムや、なぜそういう機能が人間にあるのか、キレる人のバリエーションとその対処法について様々な観点でまとめられていて、とても勉強になりました。
人は誰しも、相手から怒りや悪意をぶつけられると恐怖や怒りを感じて冷静ではいられなくなるもの。
人がキレる理由は、性格や人格が要因ではなく、人間なら誰しも持っている「脳のメカニズム」である、ということを知っているだけで、キレる人を冷静に見ることができるようになります。冷静に見ることができれば、自分も落ち着いて対処ができるため、必要以上に面倒なことにはなりません。これ、かなりオススメですよ。
実際、わたしが職場で目にしたあるシチュエーションでは、事態を観察しながら色々考えさせられました。そのエピソードを交えてご紹介したいと思います。
この記事では、こんなことについて記載しています。
- ヒトはなぜキレるのか?
- 最近多い新手のキレ方「制裁行動」
- 他人への制裁が「快楽」になっている人への対処法
- 自分がキレられやすい人にならないためにはどうすればいいのか?
この記事を読むことで、あなたの職場に「キレる人」がいる場合でも、気持ちよく仕事をするコツを身につけることができます。
「職場にキレる人がいて困っている」「自分自身が人にキレられやすく、職場でストレスを感じている」というワーママのあなたに、是非最後まで読んでいただきたいです。
Contents
ヒトはなぜ「キレる」のか?
今回わたしが読んだのはこちらの本です。
ものすごくざっくり言うと、「キレる」の前段である、ヒトの「怒りの感情」は、ヒトが生き延びるための仕組みです。
大昔の狩猟採集の時代から、つい数十年前の戦争に至るまで、ヒトは戦いと隣り合わせで生きてきました。時には野生の動物と、時にはヒト同士で。
生物は環境に適応する生き物なので(というか、適応できない生物が淘汰されていくので)、そのような環境下では、ヒトは戦いに適応したのです。
具体的には、ヒトの脳内では「ノルアドレナリン」「アドレナリン」といった脳内のホルモンが分泌されます。これらは
- 注意力を上げる
- 痛覚を鈍くする
- 身体が興奮状態になり、集中力が高まる
- やる気や意欲が高まる
- ストレスの耐性を強める
- 筋肉や運動機能を増強させる
といった効果があります。これって、現代における「戦うヒト」、つまり格闘家やアスリートが当てはまるように思いませんか?
このように、ヒトの脳はヒトの体を一時的に「戦い」に適応させる働きを持っています。そして、これら「ノルアドレナリン」「アドレナリン」が、ヒトに怒りを感じさせる原因になっているのです。
狩猟も戦争もない今の時代、この「戦いのための機能」は一般的なヒトにとってそれほど必要不可欠な機能ではないようにも思えます。とはいえ、数万年前から培ってきた脳の仕組みなので、強度は個人差があるものの、そういう機能がわたしたちの脳に組み込まれている、ということは確かなんですよね。
本来、怒りの感情は前頭前野でコントロールされるもの
これら戦いのためのホルモンの効力は、実は短時間しかありません。戦闘のような危機的な状況はおおむね短時間であり、瞬間的に馬鹿力を出すためのものなのでしょう。
また、ヒトの大きな特徴として、複雑なルールをつくり社会を営み、繁栄してきたということがあります。これが、ヒトが他の動物と大きく異なるポイントですが、戦いのホルモンばかりを使っていたのでは、どうしたって社会など形成できませんよね。
ヒトの脳内には「前頭前野」という、理性や思考、感情、意欲など、最もヒトらしい部分を司る部位があります。この前頭前野の働きによって、「怒り」を表に出すべきではない場面においては、これをコントロールし、社会性を育んできたからこそ、今の文明の発展があるわけです。
でも、この前頭前野の機能というのは、残念ながらそんなに信頼性の高いものではないそうで…。
例えば、以下のような状況により、簡単に機能が落ちてしまうそうです。
- 睡眠不足
- 飲酒
- 体調不良
- 麻薬
体調不良や睡眠不足で余裕のないときに、いつもなら怒らないポイントで子どもにイライラしてしまうというのも、前頭前野の機能低下なのだとわかるとしっくりきます。
これら一時的なケースの他にも、本来的に前頭前野の機能が弱い人たちがいます。
- 前頭前野の発達が未発達の子ども
- 老化によって前頭前野の機能が低下した老人
子どもや老人はともに、前頭前野の機能が弱いために、一般的な大人よりもキレやすいと言われています。
一般的な大人が健やかな状態であれば、前頭前野の機能により、怒りの感情はコントロールされるはずなのです。
最近多い新手のキレ方「制裁行動」
でも、ここで「あれっ?」と思いませんでしたか?
炎上、ネットリンチ、ワイドショーでの特定の人叩きは、最近ちょっと異常性を感じます。
実は、理性的な行動を促すはずの前頭前野の機能が「強すぎる」場合も、相手を過剰に攻撃する言動につながることがあるそうです。
Twitterで誰かが「叩いてもいい」とされた瞬間に、ワッと群がって手加減なく石を投げられる光景を見てると、中世において「処刑は庶民にとって最高の娯楽だった」という歴史の記述が実感出来るし、同時に「法律は過剰な制裁から罪人を守る為に必要」と罪刑法定主義が唱えられ始めた背景がよく分かるな
— rei (@rei10830349) 2019年9月19日
でも確かに、「娯楽」と考えると、制裁に熱狂する人たちへの説明がつきますね。自分はそんな野蛮な娯楽には身を投じないようにしたいものですが・・・。
書籍では、正義感による「制裁行動」と解説されていました。
実は、こうしたキレ方のほうがより激しく、恐ろしいのです。なぜなら、自分が正しいことをしているという正義感による制裁行動は、さらにもう一つの脳内物質が関係するため、より過激になり、止めることが困難になるからです。
正義感から制裁行動が発動するとき、脳内にはドーパミンが放出され、快感を覚えることがわかっています。
キレる!: 脳科学から見た「メカニズム」「対処法」「活用術」より
ドーパミンといえば、麻薬やアルコールなどの依存症の引き金にもなる、脳内の「快楽物質」です。一度その快楽を知ってしまうと、また同じ快楽を得たいと思ってしまい、その行動がやめられなくなってしまうんですね。
そんな脳内物質が、「制裁行動」によって発動されてしまうなんて、人の脳に神様がエラーを仕込んだのでは?と思ってしまいます。
#この記事では書きませんが、これも種としてヒトが生き残るための仕組みだそうです。
Twitterなどのネット上だけでなく、リアルの場においても、制裁行動による過度な行為は行われていると感じます。わたしが最近、職場で目にした事件がまさにこのケースに当てはまるのでご紹介したいと思います。
職場でありがちなトラブル
登場人物は、わたしの同僚の男性社員AさんとBさん。わたしたちはみんな、会社の企画部門に所属しています。
Aさん・・・最近珍しい社畜タイプの若手。
Bさん・・・部下含め誰に対しても敬語を使う礼儀正しいタイプ。
Aさんは最近、ある社内のルールを変更しました。現場からは求められていた変更でもあり、上司の了解を得たうえでの決定でした。
つい最近、現場から企画部門に異動してきたBさんは、長く現場側でこの厄介なルールに従ってきた人です。Bさんは、この変更に不満を持っていました。
といっても、「自分が我慢してきたんだから後任の者も我慢せよ」というどこかの老害のような気持ちではなく、「このルールについては自分も長く不満を持っていたが、このルールが必要である相応の理由があると理解していたからこそ従ってきた。その経緯を考慮せず、担当者が変わるごとにコロコロとルールを変えるのはいかがなものか」という、まっとうな内容でした。
ただ、そのメールには上司も入っていたので、上司からの返信(Aさんの決定を擁護するもの)によって、Bさんもすぐに引き下がりました。
ところが、メール上では上司に忖度し刀を納めたものの、上司の不在の時を見計らい、BさんはAさんに詰問を始めたのです。
普段のBさんは、賢く、デキるビジネスマンです。関係者がたくさんいる複雑な問題でも、うまく落とし所を見つけて持っていくような、いわゆる「コミュニケーション上手」な方。本などもたくさん読む勉強家であり、同じく読書中毒のわたしにとっては、個人的にとても気の合う人でもあります。
そんなBさんのことを、わたしは、理性的で敵を作らない人だと思っていました。
ところが。
Aさんのデスク脇で話し始めたBさんの口からは、普段の彼とは思えないようなセリフが飛び出してきたんですよね。
わたしの勤務する会社は割とホワイト企業なので、周りにもあまり攻撃的な言葉を表立って使う人は少なく、正直ギョッとしちゃいました。
BさんがAさんに指摘している内容は、ある面において正しいのです。
ただ、Aさんがやった仕事も正しい。
「正義の反対は悪ではなく別の正義である」というどこかの人のセリフにもあるように、まともな大人が、自分の知りうる情報を総合的に考えて良かれと思って出した結果が、完全にスジが悪いなんていうことはほぼないんですよね。たどり着く答えが違うのは、持っている情報が違う、または見ている観点が違うからであり、指摘を受けることはあっても責められる筋合いはないわけです。
職場という、割と理性が働く場において起こりがちなシチュエーションだと思います。
真面目で温厚な人が、人目をはばからずに職場でキレる理由
Bさんのキレ方は、前頭前野の働きが低下していることが理由ではありません。
そうです。「制裁行動」が発動していたのです。制裁行動とは人の正義感から発動されているものであり、脳内ではドーパミンが出て快楽を感じているんですよね。
Bさんは、現場側の取りまとめをやってきたかたなので、企画部門に配置換えとなったいま、「自分は現場の代弁者なのだ」という責任感を持っています。それ自体は本当に素晴らしいことで、現場のことをよく知らないわたしも、Bさんの現場経験には度々お世話になっています。
今回の件は、Bさんの「現場のことをよく知らない企画部門の人が好き勝手する状況を正さなければ」という正義の気持ちが引き金になってしまったのです。最後の方は、現場の人達に対する「誠意」についてAさんを責め立てていたことからも、そのことがわかります。
でも、Bさんほどの人がなぜ、自分の感情をコントロールできずに、あんな過激なセリフが出るところまでエスカレートしてしまったのだろう?と、不思議に思ったんですよね。
自分は正義を行っているという満足感から、攻撃することに中毒になってしまっている状態なので、止めることが難しいのです。
キレる!: 脳科学から見た「メカニズム」「対処法」「活用術」より
「自分は正義によってAさんの間違った行動を正しているのだ!」と思っているBさんの脳内では、ドーパミンがドバドバ出ており、気持ち良くて止められなかったということなんですね。
そもそも、Bさんのように頭が良いひとは、「他人のアラ」つまり制裁行動の「ネタ」を見つけるのが非常に上手いです。ただし普段なら、前頭前野の機能をまっとうに使い、制裁行動を発動するのを抑え込んでいるはず。
しかし今回Bさんは、上司に忖度して自分の意見を引っ込めたという経緯がありました。わたしを含め数人が宛先に入っている公開メールで、「自分が間違っていた」と認めて後輩のAさんに謝ることは、人格者のBさんと言えどもフラストレーションが溜まっていたことでしょう。
そこで見つけたAさんへのツッコミどころ。これを活かさない手はない、と、上司の不在時に制裁行動を発動してしまったのではないでしょうか。(もちろん、Bさんにとっては無意識)
こう考えると、デキる人がプライドを傷つけられたフラストレーションを制裁行動で発散するのって、仕事上ではよくある事象かもしれません。
他人への制裁が「快楽」になっている人への対処法
書籍では、制裁行動が快楽になっている人への対処として、このように書かれていました。
ドーパミンが出ている状態では、言葉で諭したり、一瞬その場を離れたりしたくらいでは、攻撃を避けることはできません。ですから、ドーパミンが放出されている状態の怒りからはできるだけ〝逃げるが勝ち”
キレる!: 脳科学から見た「メカニズム」「対処法」「活用術」より
とにかく走って逃げろってことですね。しかも、一瞬その場を離れるくらいでは効果がないそうです。
ではどうすればいいか。
わたしだったら、
とか
などと言って、
とりあえずその場の叱責をしっかりと中断させるアクションをとります。
あともう一つ、重要なテクニックが載っていました。それは、「言葉尻にいちいち反応しない」ということ。
AさんとBさんとのやりとりを振り返ってみると、Aさんは真面目なだけに、Bさんの質問(というか詰問)に真摯に向かい合い、一つ一つ文字通りにとらえて回答していたように思います。
といった感じで。でも実はこれが、キレている相手の神経を逆なでする行為なんですよね。
ポイントは、相手の言葉尻に反応しないことです。 「どうしてやってくれないの?」と言っているけれど、どうしてかが聞きたいわけではなく、「ゴミ出しをしてほしかった」というのが本音なのです。
キレる!: 脳科学から見た「メカニズム」「対処法」「活用術」より
「どうして?」って聞かれると理由を答えたくなっちゃいますよね。
しかし、そこをグッとこらえて…。
相手の攻撃的な言葉に反応すると、売り言葉に買い言葉となります。売り言葉の理由は必ずあるので、その言葉に反応するのではなく、言葉を発した売る理由に共感して一緒に解決しようという姿勢を見せるか、それができないようなことであれば、相手にその攻撃の理由を示すことで、相手に自覚させて理性が働くのを待つという方法があります。
キレる!: 脳科学から見た「メカニズム」「対処法」「活用術」より
わたしが思うに、Bさんの売り言葉の理由は、
- 今回の件で「現場の代弁者」として自分を扱ってもらえなかったことに不満を持っている
- 自分がかつて現場側でいち早くこのめんどくさいルールに異を唱えていたことを認めて欲しい
というところに起因しています。人は手柄が欲しいもの、承認欲求を持っている生き物ですからね…。
とすると、Aさんは、Bさんのその気持ちを汲んだうえでの回答をするのが得策でした。たとえば
とか
とかですかね。
これも一つのテクニックと思ってうまく使うのが、人間関係でストレスを受けない方法だと思います。
自分が「キレられやすい人」にならないために
いじめ事件でよく言われる「いじめられる側にも原因(非)がある」というコメントには、わたしはまったく同意できません。
ただ、いじめられる(キレられる)人は、「標的になりやすい特性を持っている」とは言えるのではないでしょうか。
それは、本人に非があるという意味ではありません。いじめる(キレる)側が筋骨隆々のヒトをターゲットにしないということは、誰彼構わずランダムにターゲットを選んでいるわけではないわけで、ターゲットになってしまう人には何らかの「特性」があるというのは事実なのです。
とすれば、どうすればターゲットにならずにすむのでしょうか。
Aさんは「キレられやすい人」だった
書籍によると、キレられる対象になりやすい人は、「おとなしくて言い返さない人」だそうです。
わたしから見て、Aさんは下記のような特徴を持つ人だと思います。
- NOと言わない
- 低姿勢
- 気遣いの人
こういう印象を持たれているというのはつまり、普段から”適切に”キレてないということです。何をされてもキレない人というのは、安牌(アンパイ)であり、まさに一番最初に切られてしまう存在でしょう。
とはいえ、「何かとすぐキレる瞬間湯沸かし器みたいな人」と思われるのも、周りに人が寄り付かなくなってしまうため弊害が大きすぎます。
では、一体どうすればいいのでしょうか。
「上手にキレる」とは?
書籍には「上手にキレる」という言い方でノウハウがたくさん書かれています。
その中でも、一番基本となるポイントは以下の3つです。
- タイミングを逃さず
- 適切な熱量で
- 適切な相手にキレる
ということです。
一般的な日本人って、どれも下手なイメージありますね。
とりあえずその場は空気を読み我慢して、そのイライラを家庭に持ち込み、家族に発奮する、みたいな。これは本当にいただけません。
日本では、もめ事を起こした人をそれだけで「ダメな人だ」と思ってしまう風潮があります。
もめ事を起こすのは、問題意識があり、主張できる自立した人だから、という側面はあまり評価してもらえません。
まず自分の意見を言うことは、もめ事ではありません。もしもめたときには議論していけば良いはずなのですが、なぜかやっかいな人と思われてしまいがちな不思議の国に私たちは住んでいます。
キレる!: 脳科学から見た「メカニズム」「対処法」「活用術」より
これは本当にその通りだと思います。実際に「もめ事を起こした人はダメな人」と思うような人たちの中にいる場合には、なかなか勇気を持ってもめ事を起こすのは難しいですよね。
ただ、「面倒な人だと思わせる」「ユーモアを交えてうまいこと返す」「フォローのひと言を入れる」などのテクニックは、なかなか使えそうだなと思いました。
特に、「面倒な人だと思わせる」は、ある程度のホワイト企業に勤めている方であれば手っ取り早い手段だと思います。
たとえば、
とイジられたとき
こう言うと、相手はドキッとすることでしょう。
また、先のAさんとBさんのやりとりでも、
と一言言い返すだけで、Bさんほどの人であれば我に帰ったはずです。
たとえ「そんなことはない、これは指導だ」と言い返されたとしても、Bさんの頭の中には「パワハラ」というキーワードがちらつきますし、周囲で聞いている人も「確かにこれはパワハラかも…?」と頭に浮かびます。そして、周囲にそのワードが聞かれてしまったということがBさんにとってはものすごく大きな”くさび”になるはずです。大人であれば、抑止力としてはそれだけで十分でしょう。
考えてみてください。あなたは草がうっそうと茂った草原を歩いているとして、道の先に崖がある(道が突然なくなる)とわかっていたら、安心して歩けるでしょうか?
きっと、次の一歩踏み出しても大丈夫かどうか、恐る恐る確かめながら歩きますよね。
対人関係も同じことです。「この人は、これ以上踏み込んだらキレるというラインがある」と相手にわかってもらうことが、キレられにくい人になる第一歩と言えるでしょう。
職場でキレる人への対処法 まとめ
最近、「パワハラ」というワードを通り抜けるキレ方をする人が増えてきて、ますます自分の身を守ることが難しくなってきました。
そんな中でも、以下の点を意識して、うまく自分の身を守っていきましょう。
- 怒り=キレることは人の脳のしくみであると理解せよ
- 他人への制裁行動でキレている人は、快楽になっているので簡単には止めることができない
- 制裁行動が快楽になっている人からは、まず「逃げる」!
- 万が一口論になった場合には、言葉尻に反応せず、売り言葉の「真意」に共感する態度をとる
- 普段から「上手にキレる」ことで、キレられやすい人にならないようにする
こちらの本、ワーママが処世していくためのバイブルになると思います。思春期の子どもがキレやすい理由についても解説されていて、子育てにもとっても役に立ちますよ!
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