おさまる気配のないコロナショック。
このところの感染者数増加にともない、都市部ロックダウンもちらほら聞こえてきましたね。
わたしは、ふだんは都内の企業に勤務する、オフィスワーカーのワーママですが、3月初めから「基本・在宅勤務」を実施してきました。
この1ヶ月で、自分自身も周囲もだいぶこの環境に慣れてきて、ほとんどの業務は在宅で実施できるようになっています。
しかし、会社に通勤するときには当たり前に「ある」環境が、家には「ない」ということや、自分自身の足りない部分にも気づかされたりもしています。
この記事では、そんなわたしの気づきや、快適に在宅勤務を実行するための環境づくりについて書きたいと思います。
- 在宅勤務をより快適に行うための環境づくり
- 子どもがいるご家庭では、あらかじめ考えておいた方がいいこと
- ワーママが在宅勤務を行う時のちょっとした工夫
ぜひ最後までお読みくださいませ♪
Contents
わたしの会社・業務環境について
わたしの勤務する会社では、リモートワークの仕組みがあります。
ただ、お堅い日系企業なため、セキュリティやコンプライアンス等の関係で、Slackやzoomといったインターネット系便利ツールを使うことはできません。
自社で開発した専用ソフトウェアを利用して、クラウド上の環境で作業することになります。が、もちろん、今回のような事態で全社員が使うといったことは想定されていません。
そんな環境でものすごい数の社員が接続したものだから、3月の最初の1週間くらいは全く仕事になりませんでした。
その後、会社側でも、色々と制度を変えたりリソースを増強したりしながら、少しずつ状況が改善してきました。
今回の一件は、働き方という観点で言えば、今まで「会社に通勤でき、長時間籠ることができる人」に最適化されていた働き方を、強制的に変えざるを得ない良い機会ではないかと思っています。コロナの波が去っても働き方改革の波は去りませんように…。
- リモートワークの環境はあるけれど、生産性が出社時より落ちるので、通常時は使わない
- 子ども関連の学校イベントがある時など、時たま使う程度
- 周囲も、在宅勤務の人を「常に」ケアした業務のやり方にはなっていない
先進的なベンチャー系でもない限り、こういった職場環境って多いのではないでしょうか。
この、「制度も仕組みもあるけど、運用がこなれていない」状況を打破するには、とにかくやるしかないんです。練習あるのみ。
「在宅勤務やりにくいから出社するわ」が通用しない事態の今は、格好のチャンスなんですよね。
リビングから離れた静かな作業スペースが必要
わたしは今まで、子どもがいない状態(学校や保育園に行っている)でしか、在宅勤務をしたことがありませんでした。会社としても一応、「子どもは在宅してない状態であること」という在宅勤務時のルールがあったためです。
今まで在宅勤務をする時は、ダイニングテーブルでパソコンを広げ、一息入れるにはキッチンで淹れたコーヒーを飲みつつ、たまにアレクサで音楽を聴いて、なんて悠長なことをやっていたのですが、今回の在宅勤務ではこんなことは全くできません。
「子どもが家にいる」 は、「テレビが付いている」 とほぼイコールです!
流石にこの状況で、リモート会議などに参加することはできません。つまり会議に参加する間だけでも、WiFiが繋がって、静かな部屋に作業する場所が必要なんですよね。
我が家の場合は、義両親が家事育児のサポートをしに来てくれるので、ありがたい話ではあるのですが、キッチンやリビングを使うタイミングが自分で決められないというデメリットもあります。家族がいるタイミングでは、自分がその場から動かないといけないのです。
とはいえ、都心部で自分の書斎のような作業場所を持てるお宅はそうそう多くはないのではないでしょうか…。我が家もそんな余裕スペースはなく。そもそも、子供部屋としていずれ使おうと思っている部屋にはエアコンもまだつけていなかったり。
そこでわたしは、この機会に、ベッドルームのメイクスペース(用に造作した台)にLEDデスクライトを置き、簡易書斎にしました。(目の前が大きな鏡だと気が散るので、目隠し用にファブリックボードを置く工夫も)
このスペースは、家を建てるときに”なんとなく”作ってみたものです。(壁を挟んだ後ろ側は収納なのですが、あまり奥行きを深くすると使いづらいので奥行きの半分はこちらの部屋の造作台にした、とかいう適当な経緯)
普段わたしは洗面台でメイクをするので(座ってメイクをするほどじっくりやることはない)、ほぼ何の用途としても使われないスペースとなっていました。しかし、ここに来てかなり活用されています。
ベッドルームなので、一応静かな設計になっているし、エアコンも完備だし、補佐的な作業スペースとしては結構良い感じ。
子供の寝かしつけが終わってからも、リビングに行かずに(夫と顔を合わせずにw)ベッドルームでブログなどの作業もでき、重宝しています。
家の中には、意外と、眠っているスペースがあるかもしれませんよ!
会議用のイヤホン・スピーカーはこだわるべし!
通常時であれば、会議中心の日は在宅勤務予定を入れるのを避ける、なんてことをしていました。
しかしこのように在宅を迫られる状況では、そんなコントロールもできません。結果、2時間ぶっ続けで会議、といったスケジュールになってしまう日もあるんですよね。
そんな時、イヤホンで耳が痛くなるとか、うまくマイクが音を拾えないなどのトラブルがあると、仕事の効率が落ちてしまいます。
わたしは、ネックスピーカーとノイズキャンセリングイヤホンを併用していますが、ほんっとーーーにこれは在宅勤務の必需品です。特にネックスピーカーは、耳に直接イヤホンを入れる必要がない(首に引っ掛けて使う)ので、長時間の会議でもストレスフリーです。(他に雑音のない部屋で会議をする前提ですが)
あ、アレクサがある部屋で機密情報のある会議なんかもしないよう、注意しましょうね〜。(アレクサは周囲の音拾っていますよ)
逆に、ノイズキャンセリングイヤホンは、子どもが隣でテレビを見ていながらでも、全く雑音が気にならずに聴くことができます。周知系の会議など、基本「聞くだけ」の会議に参加する時には重宝しています。
一昔前までは、ノイズキャンセリングしたいのであれば耳全体を覆うヘッドホンが必須でしたが、今は本当に便利な製品が出てきていますね。
ノートPCユーザならモバイルディスプレイはあったほうがいい
この2週間ぐらいは、 会社から持って帰った13インチのノートパソコンでひたすら作業をしていました。会社では17インチのディスプレイを二つ並べて作業をしているので、13インチのノートパソコンの画面1つの環境では、ExcelやPowerPointなどのオフィスソフト系の作業の効率はものすごく落ちます。
そこで、コロナ在宅も長引きそうだし、在宅勤務の環境を整えるために、ディスプレイの購入を検討していました。
しかし、私の作業スペースは、1階の作りつけデスクも2階のベッドルームのメイクスペースも奥行きが45cm ほどしかなく、据え置きのディスプレイが設置できるかどうか悩ましいところでした。
そんな時、出会ったのがこちらのモバイルディスプレイ。
これ、めちゃくちゃいいです!
わたしは間違って1サイズ小さいこちらを購入してしまったのですが、ノートPCと画面サイズが一緒なので、結果使いやすいです。
わたしは会社ではSurface Pro、家ではMacBook Proを使っていますが、どちらにも接続できるものを探しました。てか、ほとんどの製品、HDMI、USB Type-Cなどの端子・ケーブルが付いていますのでWin機にもMacにも対応できるみたいですね。
モバイルディスプレイの場合、置く場所を選びません。なので、今回の私の在宅勤務のように、リビングで作業をしたり、他の場所で作業をしたりする場合には、非常に使い勝手が良いです。
会議は事前準備と音声確認をしっかりすれば恐るるに足らず!
わたし個人でもう一つ成長があったのは、リモート会議のファシリテーションに対する心構えでした。
リモートでの会議って、、、難しいイメージがありますよね?
わたしも、どちらかというとリアルコミュニケーションの方が得意(音声やテキストの内容だけだと刺々しくなってしまうのをリアルの馴れ馴れしさや愛想でごまかすタイプ)なので、リモート会議一辺倒になってしまうのは少し不安でした。
そんなとき、わたしの友人が書いた、
「リモート会議をファシリテーションするときは、沈黙を恐れずにどんどん進めるべし。沈黙は同意とみなせ。そのための事前準備をしっかりしろ」
という旨の記事を読んで、なるほどなぁと思いました。
沈黙があると、このまま会議を進めていいのか?と不安になりますよね。
でも、
- 会議は「何かを決定する場」であると心得ておく
- そのためのお膳立て(事前の資料回覧や会議開始時の音声到達確認など)はしっかりする
- その上で、参加者の沈黙は同意とみなす
- ファシリテータは沈黙を恐れずどんどん進める
これができれば、むしろわたしのような(SF活発性、最上志向、戦略性)タイプの人間にとっては、自分のペースで仕事を進められるというメリットの方が大きいのかも、と思ったりしています。
実際うまくやるには練習が必要なんですけど、この考え方を持つ前と後では明らかにリモート会議に対する気負いみたいなものは無くなりました。
リモート会議苦手な方はぜひこの考え方を取り入れてみてくださいね。
運動環境を整える
在宅勤務をして気づいたことの一つに、電車通勤ってそれなりに運動になっていたんだなぁということ。
もちろん、混雑しているラッシュは絶対に避けたいですが、空いている電車でゆったり通勤したり、ひと駅歩いてみたり、帰りに最寄駅のショップで買い物をしてみたりなんていうのはいい運動になるんですよね。
もちろん、在宅勤務でもウォーキングくらいすればいいんですが、花粉の時期でもあるし今、不要不急の用事で外出する気にもなれず…。
というわけで、わたしは、Youtubeでお気に入りのゆるめ動画を見ながらワークアウトしたりしております。
ヨガマット必須です。
家は片付けておく
この在宅勤務の期間に、しばらくおさまっていたわたしの収納整理熱が再燃してしまいました。
家にいる時間が長いと、家の散らかり具合が気になるんですよね。オフィスって、(当たり前ですが)仕事に必要なものしかありませんが、これが生産性にかなり効いているということも今回の在宅勤務でわかりました。
見た目以外でも、例えば探し物ひとつとってみても、散らかっている部屋ときちんと整理された家ではかかる時間が全く違います。洗濯物を畳んでしまう動作にしてみても、すでにとっ散らかった引き出しに無理やり服を詰め込むことの、なんと不毛なことか。
整理整頓が家事効率に効くことはわかっていたので、娘も4月から就学することで物も増えるし、いい機会と思って1階のリビングダイニングに続いている和室の子ども収納を大幅に改善しました。
収納用品をネットで買ったりしても、在宅勤務ならちゃんと受け取りもできますしね。
2週間ほどかけて和室の子ども収納をひと段落つけたら、やっと集中できるようになりました。
ひとりになれる時間を確保する
今回の在宅勤務を通じて、通勤時間は、ワーママにとって大事なひとり時間だということを痛感しました。
今まで、通勤の片道1時間ちょっとは、Voicyを聞いたり、本を読んだり、スマホをチェックしたりする自分の時間として毎日確保されていたのですが、いまやその時間が完全に失われています。
でもこれを漏らしたら、義母に「わたしなんて結婚してからずーっとそうよ〜!!」って言われちゃったんですけどね…。
生産性が落ちているので、むしろ勤務時間も長くなっているし、お迎えに行かなければいけないからこの時間までに絶対に会社を出るといったような強制力も働かなくなり、ひとり時間(=インプット時間)がないツラさ。
こんな環境でも(こんな環境だからこそ?)しっかりアウトプットを継続している他のワーママを見て自己嫌悪に陥ったりもしています。
なので、最近では、朝5時〜13時といった勤務時間にして、勤務終了後1時間くらいは一人の時間を設けるようにしてみました。
その時間はネットをチェックしたり、アウトプットしてみたり。
今、このブログを書いているのは、息子のサッカースクールの送迎の車の中です。積極的に一人になれる時間を探すようにしています。
企業勤務ワーママの在宅勤務 まとめ
結局、何事も、試行錯誤してやってみないとうまくならない。それは、在宅勤務だって同じなんですよね。
とはいえ、周りが通常業務を行っている中、いきなり自分だけが「練習」をすることなんてなかなかできません。そういう意味では、今回のコロナショックによる一斉在宅勤務は本当にいい機会だったと思います。
特に環境面で言えば、月1〜2回の在宅勤務のためだけに在宅勤務環境を整えるモチベーションはなくても、これが毎日・数ヶ月は続くのだと思えば、数万円の投資は必要経費と思えるのではないでしょうか。そしてそこでかけた費用は確実に効率という形で返ってきます。
コロナショックが落ち着いてリモートワークが必須ではなくなったとしても、この経験は絶対に活かせると思いますよ!
この機会に、家も自分もリモートワークに最適化してみてはいかがですか?
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