最近、あおり運転の事件のニュース頻繁に見かけるようになりました。
発端は、昨年の東名高速での事件だと思います。昨日、この事件の初公判ということでまた話題になっていますよね。何度見ても憤りを感じるニュースで、遺された姉妹のことを思うだけで悔しくて涙が出てきます。
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自己防衛のためにドラレコは必須だと思った
そして、自分の身に置き換えて考えてみると、本当に恐ろしいです。
無理矢理、前に割り込まれて停車させられて、あわや衝突事故寸前という目に遭うだけでも恐ろしいのに、その後、相手ドライバーの男性から怒鳴られたりしたら、絶対に気が動転してしまうと思います。
そして、その車に子どもが乗っていたらと思うとゾッとします。
わたしは今、日常的には車を運転することはないのですが、心配なのは、毎日娘を車で保育園に送迎する義母です。
あおり運転ではないのですが、対向車と擦って相手ドライバーに怒鳴られた経験もあるそう。
ドライブレコーダー導入のメリット
そんなわけで、以下のようなメリットを期待して、ドライブレコーダーの導入を決めました。
あおり運転の抑止
わたしと同じように考えてドラレコを付けた人が増えたのか、ニュースなどでも一般人のドラレコ動画をよく見かけるようになりました。
実際、被害者から持ち込まれたドラレコ動画を証拠として警察が動いてくれるようにもなってきたようです。
こう行ったことが当たり前になってくれば、ドライブレコーダーで録画しているぞ、と明示することは、後続車に対する抑止力となるはずです。
対面でのトラブルになった時に落ち着いて対処するための証拠
起こらないに越したことは無いけど、実際に事故が起こってしまった時には、証拠動画があったほうが絶対にいいです。
そして、万が一、相手が逆上してきたような場合においても、「このやりとりは録画(録音)されている」ということは自分の心の支えになります。自分の発言に気をつけようとも思いますよね。
同じように、相手がドラレコの存在に気付けば、冷静になるかもしれません。
駐車場での当て逃げ防止
以前、息子の習い事の駐車場に駐車している時に、当て逃げされたことがあります。
相手にしてみれば、ぶつけた車にドライバーが乗っていなければ、そのまま逃げてしまえばいい、と思うのでしょう。
しかしこれも、ドラレコの情報から身元が判明したら大変なことになる、と考えるはずです。ドライバーが乗っていなくても、自分の連絡先情報をフロントガラスワイパーに挟んでおくなどの対処をしてくれる可能性があります。
アイサイト搭載車への設置ハードル
ドラレコの設置を決断しても、問題は「どの製品を」「どこに付けるか」です。
我が家の車は、スバルのアイサイトを搭載しています。(これも安全性を考慮しての選択でした)
アイサイトのステレオカメラは、構造としては人間の眼と同じです。2つのカメラ映像のズレから様々な情報を識別しているのですが、人間の眼と違って、カメラに映り込んだ物体を自然に除外することはできません。
人間であれば、視野内にドラレコが入って(見えて)いたとしても、「これはドラレコだ」と一旦認識すれば、数分で気にすることはなくなります。
しかしアイサイトの場合、純粋に画像として認識してしまうので、場合によっては「目の前に障害物がある」と判別し、アラートを発してしまう可能性もあるのです。
このようなカメラ画像への干渉を避けるため、スバルではアイサイト搭載車に対してドラレコ設置する場所をかなり制限しています。
また、法律で「上面ガラスの上縁から下側方向に20 %以内の範囲」という制限もあります。
要するに、アイサイトと法律の制限の両方を満たすとなると、フロントガラスに設置する場合、運転席側の右上か、助手席側の左上のどちらかということになります。
ディーラーに相談してみた
ちょうどディーラーの1年点検があったので、相談してみました。
最近スバル純正のドラレコが出てきているのですが価格が高い上にドラレコそのものの機能としてはイマイチ、という口コミもあって、決めかねていたのです。
それでも、肝心のアイサイトがきちんと働かないようでは本末転倒なので、純正を付けることで仕方がないかなぁと思っていたのですが、実際話を聞いてみると拍子抜けなことに、
そもそも我が家のアイサイトはバージョンが一つ古い(Ver.2)ので、対応するSUBARU純正ドラレコはないらしいです。
ということで、スバル純正ドラレコは何れにせよ選択肢に入りません。
ディーラー曰く、フロントガラスよりもダッシュボード上の方が、アイサイトへの干渉はマシとのことでした。
我が家は、ダッシュボード上に設置しました
左右の撮影角度的には、できるだけ車体の真ん中近辺に付けるほうがいいです。また、高いところに設置した方が、有効撮影範囲も広くなります。(低いところから見上げるように撮ってもあまり意味がない)
助手席側のフロントガラスだと、ワイパーの可動域の関係で、雨の日は雨粒でうまく撮れない可能性がある、という事も教えてもらい、結局、運転席前のダッシュボード上に付けることにしました。
運転席前のインストルメントパネルが少し高くなってるから、その分撮れる範囲が広いためです。
我が家のドライブレコーダーはコムテック「ZDR-015」
ネットでかなり比較調査した結果、我が家はコムテックの「ZDR-015」という機種にしました。昨今のあおり事故報道の影響のため売り切れ続出で数ヶ月入荷を待つ人もいるそうです。
決め手は、前後が撮れること、ビューワーが使いやすいこと、画質と画角の全てを兼ね備えていることです。
駐車監視機能は、我が家としては必須条件ではありませんでした。(結果的にZDR-015にはついてました)
あと、わたしはそれほど気にしませんが、日本製ということにもなんとなく安心感があります。
ちなみに、駐車監視機能は、衝撃があった時の録画を保存してしまうので、乗降時にドアを開けたり閉めたりした時もいちいち保存されてしまうらしいです。
(我が家はOFFにしています)
価格は、オートバックスで製品と設置料金込みで55,000円くらいでした。
ネットで購入して自分で設置できれば半額以下で済みます…。
まあ、できないもんは仕方ないからお金払うしかないですね。
設置直後の感想
初めて設置されているのをみたとき、わたしは正直邪魔!!と思ったのですが、帰り道運転していた夫は全く気にならないと言っていました。
私も運転しましたが、人間の脳は不思議なもので、たしかに、いつの間にか視界から消えているのかと思うほど気になりません。義母も同じ感想でした。
また、義母は、「撮られていると思うと安全運転を心がけるようになった」と言っていました。
3ヶ月使ってみた感想
設置してから3ヶ月ほど使ってみて、今のところ危険な目に遭ってはいません。もちろん、それがドラレコのおかげかどうかはわかりませんが。でも、ドライバー自身の安心感の方の効果が大きいですね。片道2時間、高速道路も使ってひとりで子ども2人を乗せて運転することがあったのですが、その時もやはり心の拠り所でした。
ひとつ困ったことは、道路のちょっとしたデコボコでも衝撃感知してしまい、上書き禁止領域がすぐにいっぱいになってしまうこと。いっぱいになると、それ以降、衝撃感知しても録画されなくなってしまいます。
通常運転時の領域は撮れていますが、こちらは1時間ほどでどんどん上書きされてしまうのです。
対処法としては、不要な衝撃感知録画を消して領域を空けるしかないのですが、「データの初期化」しか手段がないのです!個別にデータは消せないんです。ちょっとイケテない作りだなーと思いましたが、まあ、何かあったらPCにデータ吸い上げるだろうから、困ることはないんでしょうね・・・。
あおり運転対策のためのドラレコ導入 まとめ
- あおり運転の抑止や、事故の証拠になる効果は大きい!
- 駐車場での当て逃げ抑止にも
- 自分自身も安全運転を心がけるようになる
- 前後録画機能は必須!
- 「ドラレコ録画中」ステッカーも忘れずに
- 設置する車の設置可能な場所をよく確認すること
前後ドライブレコーダーの導入は、少し値が張るけれど、子を持つママにとってはとても有益な投資だと思います。
安全に対する意識の高い子育て世代から、たくさんの人に広がってゆき、少しでも事故や事件の抑止になればと思います。
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